防水工事の豆知識

知っておきたいウレタン防水の知識と業者に依頼するときのポイント

知っておきたいウレタン防水の知識と業者に依頼するときのポイント

 

防水工事をお考えの方の中には、「ウレタン防水」という言葉を耳にされたことがあるかと思います。しかし、その詳しい内容までは分からないという方が多いのではないでしょうか。防水工事の方法にはいくつか工法が存在し、「ウレタン防水」はそのうちの1つです。コスト面や耐久性がよく、ベランダや屋上などさまざまな場所に適している方法です。

 

今回は「ウレタン防水」について詳しくご紹介し、もし業者に依頼するときのポイントをお伝えします。

 

 

防水工事するならウレタン防水がおすすめ!

放水工事の中の一つであるウレタン防水について詳しくご紹介していきます。

 

そもそもウレタン防水って何?

ウレタン防水とは、液体状になったウレタンの樹脂を防水したい箇所に何度も塗ることで層をつくり、建物を雨水から守る方法です。主に、屋上やベランダなど平な場所において行われている工事であり、液体を塗るのでどんな形状の場所でも施工が可能です。

 

ウレタン防水のよいところは、施工場所に他の防水施工がされていたとしても、その上から工事が行える点です。また、価格が安く、耐久性もあり、5・6年に1度トップコートを塗ることで防水効果を維持することができます。

 

そのため、現在もっとも行われている防水工事の方法です。ただし、ウレタン防水は人が塗るという施工の都合上、完全に均一の厚さにならないというデメリットがあります。また、液体なので乾燥までに時間がかかってしまうので、すぐに歩きたい廊下などには不向きとなっています。

 

液体を塗るという塗膜防水の方法では、他にFRP防水というものがあります。ウレタン防水は液状のウレタンを使用するのに対して、FRP防水では、液体状のプラスチックの中にガラス繊維などが混ざったものを使用しています。

 

FRP防水は、ウレタン防水に比べて軽いのが特徴でありますが、施工時にニオイが充満するので換気などの対策が必要となります。また、価格がウレタン防水よりも高いのでコスト面を考えるとウレタン防水を選ばれることが多いです。

 

工法別の長所と短所

ウレタン防水にはいくつかの工事の方法があります。主に行われている2つについてご紹介します。

 

[密着工法]

密着工法とは、液体のウレタンを塗った上にメッシュ素材の布を貼りつけ、さらにその上にウレタンを重ねて塗っていき、仕上げに上塗材を塗る工法です。主に、ベランダなど狭い箇所に適しています。工事期間は短く、費用も安いので、短期間にお得に防水工事を行いたいかたにおすすめの方法です。

 

ただ、施工場所の下地がしっかりされていないと、ヒビが入ったり、水が入って膨れが発生したりすることがあります。特に、水分を含んだ下地に施工するとその水分が蒸発するときに「膨れ」など劣化現象を起こしたりします。そのため、現状において雨漏りを起こしている建物などには不向きです。

 

 

[通気緩衝工法]

通気緩衝シートと呼ばれる、裏に溝があるシートと貼った上から液体のウレタンを塗っていく工法です。密着工法よりも費用はかかりますが、下地が水分を含んでいても施工できます。シートの溝があるので、もし下地に水分があってもその溝から水分を流して外に出すことが可能となっています。下地の状態によっては、密着工法より長く防水効果を持続させることが可能です。

 

施工場所としては、主に築年数が長い建物や雨漏り起こしている建物など水分が含まれている場所や、マンションの屋上やルーフバルコニーなど施工面積が広い場所が適しているとされています。

 

ウレタン防水を補修するタイミングとチェックするポイント

一般的に、防水工事は10年以上たつと効果が低下するとされています。そのため、10年以上防水工事を行っていない方は防水工事をおすすめします。劣化をさせないためにもトップコートは5年に1度を塗るとよいといわれています。メンテナンスは早めに行うほうがよいでしょう。

 

雨漏りが起きてからでは、修理費用などが発生してしまいます。そのため、5~10年に一度プロの目でチェックしてもらうと安心でしょう。

 

ウレタン防水の寿命を知らせるポイントをご紹介します。

 

[すぐ対策は不要だが注意が必要なポイント]

  • 防水面が色あせた
  • 表面にヒビが入っている
  • 水たまりができる
  • コケや雑草が生えている
  •  

    [すぐに対処が必要なポイント]

  • 雨漏りが起こった
  • 膨れが発生している
  • 排水溝から排水されていない
  •  

    ウレタン防水は業者に依頼しましょう

    ウレタン防水は業者に依頼しましょう

     

    ウレタン防水は自分では施工できません。そのため、施工する場合はプロの業者に依頼しましょう。

     

    ウレタン防水を業者に依頼する際の価格

    ウレタン防水の価格としては、材料費や人件費などが必要となります。施工場所や工法によって価格は異なります。密着工法よりも通気緩衝工法の方が費用は高くなり、施工場所が広くなればなるほど費用も高くなります。

     

    また、雨漏りが起こっていたり、ヒビが入っていたりと下地の状態によっては、別途修繕費が必要となることもあります。

     

    ウレタン防水の作業工程

    ① 下地を洗浄・修復

    施工する下地を、平らでキレイな状態にします。高圧洗浄機などを使用して汚れを取り除き、ヒビ割れや雨漏りを起こしているときは修復します。

     

    ② 下塗りする

    下塗りすることで、ウレタンが下地に浸透するのを予防してより密着しやすいようになります。

     

    ③ 通気緩衝工法の場合はシートを貼る

    溝のあるシートを専用の接着剤で貼ります。

     

    ④ 液体のウレタンを塗る

    ローラーなどを使用して塗っていきます。

     

    ⑤ 再度ウレタンを塗る

    一度のウレタンがしっかり乾燥したら、再度ウレタンを塗ります。この作業を2~3回ほど繰り替えして層をつくっていきます。

     

    ⑥ トップコートを塗る

    最後に上塗材のトップコートを塗ります。紫外線などからウレタンの防水層を守るために必要な作業です。

     

    業者選びのコツ

    ウレタン防水を行うときに、よりよい業者を選ぶポイントをお伝えします。

     

    • ① 見積もりを複数社出してもらい比較する
    • ② ホームページで施工事例を確認する
    • ③ 保証やアフターフォローがあるか確認する

     

    ウレタン防水を長持ちさせるために気をつけること

    ウレタン防水を長持ちさせるために気をつけること

     

    ウレタン防水を長く維持するためにどんなことに気をつけたらいいのかをお伝えします。

     

    トップコートを塗り替える

    防水層が変色してきたりしたら、トップコートが剥がれてきた証拠です。トップコートが剥がれると紫外線などの影響をウレタンが受けてしまいます。劣化を早めることになり、ひび割れなどが起こってしまうので注意が必要です。

     

    5年ほどたったら、トップコートを塗替えることをおすすめします。また、施工場所によってはさらに短い期間で塗りなおしが必要の場合もあるので、業者に見てもらうとよいでしょう。

     

    排水溝の点検をする

    防水工事をおこなったバルコニーやベランダ、屋上には雨水が流れていくルーフドレンという排水溝がついています。そこにゴミがつまっているとうまく雨水が流れず、水が溜まってしまいます。そうなってしまうと、防水層が劣化してしまうので注意が必要です。定期的にゴミを取り除きましょう。

     

    まとめ

    今回は、ウレタン防水について詳しくご紹介してきました。ウレタン防水とは、費用もお得で耐久性がある防水方法です。工法としては2つあり、下地の状態や長く防水を維持させるためにどちらがよいのか考えて選ぶとよいでしょう。

     

    そして、ウレタン防水を長持ちさせるために排水溝などを掃除しておくことがポイントです。もし業者に依頼する場合は、悪質な業者も多いので施工事例や見積りを依頼し、見極めることを忘れずに行ってください。

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